台風後に鳴る電話
大阪に台風が直撃。その後、代表の電話にはたくさんの着信が。
お一人お一人、丁寧に被害の状況をお聞きし、緊急性が高いもの、危険な事象順に優先順位を考えます。
今回一番緊急性が高かったのが、2階建てアパートのオーナー様からの被害報告でした。
「2階のバルコニー手摺が丸ごと落下しました」。
こちらの物件はハニカムラボが施工した物件ではありませんが、大切な一人のお客様のSOSです。
そして、ガラス製の手摺が道路に飛散した状況は、アパートの住人様にとっても、通行人の方にとっても、大変危険な被害と判断し、一番に現地へ向かいました。
まずは2次災害の回避
まず一番最初に行ったのは、2次災害を防ぐこと。2階の室外機などが万が一下へ落下することがないようボルトとロープでしっかり固定を行いました。
その後、すぐにごみ業者を手配し、落下した手摺の撤去と、道路に散乱したガラスが残らないよう清掃。
風災後わずか10日で足場が完成
住民の方の不安な気持ちを一日でも早く和らげてあげたい一心で、台風からわずか10日で外部足場を計画、設置。総合建設業として長年培った経験があるからこそできる、スピードと実行力。
住民の方にもご協力いただき、迅速な施工が実現しました。
手摺が落下した原因
ハニカムラボでは、復旧はもちろん今後このような災害被害が起きないように修繕を行います。2階手摺が落下した原因をプロの視点で考察。手摺がガラス製で、風が通り抜けることができず、面でそのまま風圧を受けてしまったこと、そしてアパートの屋根の形状が丸みを帯びておりその形状に沿って風が増幅しながら手摺に吹き降りたことが原因だと判断しました。
新設する手摺は、縦格子の手摺をご提案。そして、他にも摩耗している部分を細かくリストアップし、行うべき今後の修繕をアドバイスさせていただきました。
アフターサービスが無期限である理由
今回の台風被害は大変甚大で、並行して数十件もの災害対応を行いました。
ハニカムラボが大切にしている無期限のアフターサービス。特に地震や台風など予測もつかない天災被害に関しては、どこに相談したらよいか、すぐに工事してもらえるのか、不安が募っていくものです。ご相談は弊社が施工していない物件でも構いません。一度お付き合いしたお客様には、そういう心配事が起こった際に、一番近くで相談していただける住まいのかかりつけ医でありたいと思っております。
壁にひびがはいった、外壁が少し汚れてきたなどの小さなお悩みも気軽に皆さんご連絡をくださっています。